強迫性障害:不潔恐怖とうつ状態になってみて②
①からの続きです。
今更ですが同じ病名でも症状や行動には個人差がございますので、予めご了承の上お読み勧めくださいませ。
最初に行った病院は認知行動療法を行い、薬には頼らない治療をかかげているところでした。私もまずは薬に頼らず治療すべきだと思い、認知行動療法の用紙をもらいます。
あと飲まないけれど念のためと思って薬も処方してもらったのですが、そこの薬局の方が心療内科の先生よりも根掘り葉掘り聞いていてあげく「意味がわからないな」とおっしゃったんですよ。先生でもない方に時間使って話したあげくなんじゃそりゃってうんざりした気持ちで二度と来ないことを胸に誓い帰ります。
不潔恐怖が最高潮に達していた時期のため、結局認知行動療法を実践する勇気もなく薬も飲むことなく初の心療内科は終わってしましました。
しばらく期間を空けて今度は家から近い別の心療内科を受診することに。ここはまず血液検査で別の病気の原因も探ってくれてから問診へ。優しい言葉でゆっくり話を聞いてくださりそれだけでここに来て良かったのではと思い始めました(単純)
不潔恐怖は脳の分泌物の異常から引き起こされるため薬で調整してじわじわと治療していくこと、とのことで認知行動療法のことは触れられませんでした。
先生のお話から納得した私は薬による治療でこちらに通うことに決めます。
通院しながら引き続き産業医さんと面談したり、会社の業務をこなしていました。
私の強迫性障害・不潔恐怖歴
・なった日⇒3年半前
・きっかけ⇒会社の引っ越し
・対象⇒地面・床・及びそれに触れたもの
・対応⇒触らない・手を洗う・ウェットティッシュで拭く・ゴム手袋
・最初は床・地面のみだったが、徐々に対象が増える
・触れた『かもしれない』でもダメになる
・汚いと思っているものを触るときは、一度にいろんな汚いものを片付けて手洗いを一 度で済ませる
・頭、洗顔、体を洗うだけで1時間半かかる
・家のトイレに行くのに服を上下脱いでから行く
・トイレのふたを閉めて流しているのにしぶきが足にかかった気がして、毎回ゴム手袋をしてウェットティッシュで拭く
・物を床に落としてしまったなら捨てる、もしくはしばらく放置のち洗う
・他人に触られるのが怖い(相手を汚いと思っていることの裏返しだから申し訳なさが半端ない)
・自宅トイレはお風呂掃除用スリッパ
・トイレの便座は必ずペーパークリーナーで拭いてから
・外から帰ってきた自分は汚いもの⇒お風呂に入るまで家の物に触れられない
・買ってきた商品は食品含め、洗えるものはハンドソープで洗う、洗濯してから使う、ウェットティッシュで丹念に拭いてからしまう⇒それからお風呂へ
・汚いものを触るのが怖いので掃除や片づけは最低限
・トイレやお風呂を掃除したのはいつのことやら
・不潔恐怖だからといって部屋が綺麗ではない
・むしろ触れないから片付けられない
・あまりに極限までいくと発狂する
・終始いろんなことで不潔恐怖にこだわりすぎて考えすぎて時間を無駄にする自分が嫌でたまらない、生きるのが辛すぎて生きていたくなくなる
・布団というなの聖域から出たくない
・通販も怖くて頼めなくなる
事細かに書こうとすると他にもたくさんあるのですが、私個人の状況はこんなかんじでした。
そしてある日ストレスの溜まりすぎか外に出ることが怖くて出来なくなり会社を休んでしまいます。
③に続く